ボードゲームイベント08

毎月一回+α 開催予定の定期イベントです。

次回開催日 2013年2月16日 14:00~17:00

場所:Pasar藤塚1F

参加費:500円(ワンドリンク付き)

企画:ゲームLab

イベント概要

ボードゲームイベントでは、大人向けのボードゲームやカードゲーム等、一人ではなかなか遊ぶ機会のないゲームを楽しめます。

「生きづらさ」を自発的に解消することを主題とする香川ボランティア・NPOネットワークでは、ゲームを製作者が目的のために試行錯誤して作る「仕組み(ルール)」の集合と捉え
前提条件を廃したコミュニケーションの模索や、社会構造から人の感情まで様々な物事をモデル化してシミュレートするための手法として、活用することが出来るのではないかと考えています。
仕組みづくりの実例であるゲームをなぞる(遊ぶ)ことは、自分の身の回りの環境に合わせて最適化された仕組みをそれぞれが考え実践するための「経験値」であり
現状に対して試行錯誤するための方法や手順を見えやすくする、助けになるのではないでしょうか。

そこでボードゲームイベントでは、イベントごとにその回のメインゲームを定め実際にゲームをプレイし
その経験や感想を通して、客観的に視点を変えて問題を共有するための方法を探ること。
そして、無駄に真剣に頭を使って純粋に楽しむ経験を、実生活にフィードバックすることを主な目的としています。

難しく考えたい人も、そうでない人も、まずはボードゲームを囲んで
「プレイヤー全員がその時間を楽しむ」という目的に対して最適化された仕組み(ルール)の効果を実験して見ませんか?
事前予約不要、途中帰宅可、隅で一人遊びも推奨です。どなたでも気軽にご参加ください。

今回のメインゲーム 『パンデミック』

Continueボードゲームイベント05のメインゲームは、協力型のボードゲーム『パンデミック』です。

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ゲームLabメンバーによるメインゲーム紹介

社会構造の変化は、今まで当たり前のものとされてきた「学校で学ぶ」、「会社に就職して働く」といった構造に影響をもたらしています。
その結果、そういった当たり前だったものに、全ての人が学ぶ・働く環境として関われるものでは無くなってきています。
例えば、今まで「ひきこもり」について語るときに「社会のレール」から外れたという捉え方をしてきました。
そして、その社会のレールに乗ることができるようにすることが「支援」と定義されていました。
しかし今ではその社会のレール自体が崩壊してきています。
皆が当たり前に乗るべき社会のレールが存在しないのだとしたら、新たなレールあるいはレールとは違う別な何かを模索する必要があると言えるでしょう。
それは働いてるか働いてないか、学生か社会人か、男性か女性かといった境遇や立場とは関係なく、ほとんどの人にとって密接に関わってくる問題だとも言えます。
逆に言えば、これはほとんどの人が同じ境遇にあるとも言えるわけで、同じ境遇にあるのなら同じテーブルについて話し合うことが可能なはずです。
しかし大半の人たちは、異なる立場の人が同じテーブルについて話し合うために必要なスキルを学んできてはいません。
それは現在の日本の一般的な教育が、そういった部分をカバーしていないからでもあります。
「パンデミック」は、全世界に猛威を及ぼすウィルスの蔓延を防ぐために複数のプレイヤーが対話・協同する必要があるボードゲームです。
各プレイヤーは、異なる分野のスキルを持つ職業の役割につきます。
それぞれのスキルには長所と短所があり、プレイヤーはその職業ごとの「差」をそうであるものと受け入れつつ、お互いの短所を長所でカバーして行動していかなければなりません。
また、やみくもに協同しているだけではだめで、ゲーム世界を構築する仕組みとルールを理解する必要もあります。

共通の問題を解決へと導くために、社会構造を学び理解しつつ、異なる境遇・能力を持つ人たちが対話・協同する。

このパンデミックをプレイするうえで必要となる要素は、そのまま上記に挙げた「異なる立場の人が同じテーブルで話し合う」シチュエーションと合致します。
つまり、今の混迷の社会を生きていくうえで必要となるものにも繋げられる可能性があると考えられないでしょうか?

(藤井さん)

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